旬を愛でる味わい~三蔓
藤沢駅南口、ビルの地下。こんなところに、京懐石をいただけるお店があるんですねえ。
『三蔓』。暖簾をくぐると、「お久しぶりですね」と板さん。3年前、父の脚が元気だった頃、昼時によく来ていたらしいのです。その頃は、定食があったのですが、今は「昼の京懐石」(3150円・4250円)のコースのみなんだそうで・・・。
声をかけられて、すっかりご機嫌の父のために、今日は奮発!です。
小さいながら、品のよいお店で、しっとりと寛げます。
「昼の京懐石・雅膳コース」(3150円)
まずは、猪口八寸。可愛い器に、酒肴を凝らした品々が並びます。懐石ならでは、これからのお料理がとっても楽しみです。透明感溢れ、つるっとした味わいの蓴菜(じゅんさい)に初夏を感じます。
山葵ですっきりと胡麻豆腐をいただいた後のお吸い物がたまりません。青柚子の香りと薄い緑がさわやかな「冬瓜みぞれ仕立て」。
続いて、「鯛作り、いなだ焼作り、いか糸作り」。いかは、ガラスに入った出し汁でいただきます。ここにも、季節を感じずにはいられません。
「鯛そうめん」は、鯛の味がしっかり出た煮もの碗です。「〆小鯵」は、胡麻酢山葵でいただくのですが、酸味とまろみが絶妙です。
そして、「鱧落し」!まさに、初夏の味わいです!もちろん、梅正油でいただきます。
白くてやわらかい鱧と梅の赤が見た目にも美し~い、美しすぎる~。
茗荷もきりりと味を添えます。
追肴の「鴨茄子八方煮」は、田楽味噌をかけたもので、こっくりとしたお味ですが、そこは木の芽がアクセント。青柚子、茗荷、木の芽・・・和の薬味は、本当に、食材の味を引き立たせてくれるものですねぇ。
青海苔が香る蒸し寿しと赤出し汁の後は、黒蜜のしっかりしたくずきりで締めくくりです。
一つ一つ丁寧に作られているのを感じます。酸味、まろみ、こくみ・・・酢、醤油、味噌・・・飽させない、コースの組立ても素晴らしい!
日本人に生まれてよかったぁ~、しみじみ感じ入ってしまったのでした。
三蔓
藤沢市南藤沢22-14 アツタビルB1F
0466-50-5158
昼 11:30-14:30
夜 17:00-22:00
定休日 月曜日
チワワン*
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